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遅読家のための読書術-情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣- 著:印南敦史

速読術というより、「正しい流し読み」を身につけることによって、無理して頑張って本を読んでいる感覚をなくす考え方

 

第1章 なぜ読むのが遅いのか-フロー・リーディングの考え方-

じっくり読み込んでも忘れることは忘れてしまう→忘れていないものの中に自分にとって大切なものが凝縮されている。

読書の本当の価値は「書かれていることの100%を写し取る」ことではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」こと。

たった1回の読書に期待しすぎない→たくさんの本から「小さなかけら」を集めて、「大きなかたまり」を作っていく。

⇨フロー・リーディングとは、膨大な情報が押し寄せてくる時代に最適化された「溜め込もうとしない読書

 

第3章 なぜ読んでも忘れるのか?-読書体験をストックする極意-

「持たない時代」の本の読み方

⇨モノに溢れた世の中で人々の価値観が「所有」から離れていったように、様々なウェブメディアが浸透して、情報で溢れかえる状況下では、情報を全て「所有」しようとすることに無理がある。=本や知識についても本当に手元においておくべきものだけを残す取捨選択が必要。

 

第4章 流し読みにもルールがある-要点を逃さない「サーチ読書法」-

章>見出し>小見出し

読み飛ばすなら小見出し単位、読み飛ばしてもつながりは見える←人間の脳は足りない部分を補完しようとするから

 

流し読みのための具体的なテクニック

【目印1】商品差別化のために挿入された著者の自分語り

【目印2】理論や主張を裏付ける個別の事例や体験談

【目印3】期待や危機を煽る過剰すぎる表現

 

読書スピードを高めるためのステップ

①どれくらい速く読むかを「はじめに」で判断、「目次」は熟読

②「見出し構造」を掴んで「読み飛ばす範囲」を決める、読み飛ばすか迷ったら最初と最後の5行

③「読む目的」を明瞭にもってキーワードを探すように世界を流し読みする。

④ギアチェンジしつつスピードに緩急をつける