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蓄積を目的にしたくないけどどこかには外在化させたいのです

ニーズ(だけ)を汲み取るマーケットインをすごく語る人事がいたからブランディング側の俺が思ったこと

※前提の二項対立※
マーケティング←マーケットイン的アプローチ
ブランディング←プロダクトアウト的アプローチ
 
企業説明会とか行くと、市場のニーズを汲み取って応えていくんだ!とか、何を欲しているのか市場調査してニーズを読み取っていくマーケットインの考え方が重要なんだ!だからプロダクトアウトはモノで溢れて選択肢が無数にある現代の購買行動に当てはめると通用しない考え方なんだ!ってよくあるマーケティングの一般論を語る人事が多くて、まぁその通りだと思う学生やマーケを勉強してた学生は頷く。そういうシチュエーションによく遭遇する。日本人大好きiPhone作ったAppleのスティーブジョブズマーケティングなんかクソ食らえって言ってたらしいし、いわばプロダクトアウト側の人間で、あのジョブズが憧れたSONYだってもともとはプロダクトアウト志向なのにこれを完全に否定する一般論を全面に押し出す企業にイノベーションなんか期待できるわけないよなってなる。
 
前で話してる人事がニーズがとかありきたりのことを話始めると「あーマーケティングの話ね。でも俺が大学でやってることってブランディングだよね。どっちかというと0→1で出来上がったモノに詰め込まれてる技術力、背景、こだわり、強みを意味付けることで伝えていく。伝えていくというか。意味づけられたイメージを持ってらうことで顧客になってもらう努力をブランディングとしてやってきたからマーケマーケうるさいなぁ、市場調査とかニーズとか古く聞こえるなぁ…もし、ニーズと区別する意味でのウォンツとかいう人事がいるならブランディングで生まれる顧客創造だから密接に関係してるなぁ。でもマーケティングブランディングもモノ売るときの方法論にそれぞれに名前つけてる認識だけど、改めて聞かれるとそれぞれの位置づけって正しく説明できる自信ないな…」っていつも思う
 
例えば、この前読んだ『大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる』には、マーケの中に戦略の切り口として4Pってのがあって、そのPのうちのPromotionにおいて製品のコンセプトを明確に後押しするための方法論をブランディングとして紹介してたな…つまりマーケの中のPromotion戦略の一つとしてブランディングというものがある入れ子構造だったな…という認識
→①マーケティングミックス4PのPromotion戦略の方法の一つとしてのブランディング
 
あれ、でもこの前読んだ記事にはマーケティングとは「自分から自分のイメージを伝えていくための努力」で、ブランディングは「相手に自分のイメージをもってもらうための努力」と明確に売り手と買い手のアプローチ方向を分けて記事を書いてる人もいたからこれを2つ目の位置づけ方としてまとめると
→②マーケティングブランディングは情報を配信する側が直接伝えるメッセージと受け取った側が自主的に感じるイメージの差があり、両者は根本的に違うという二元論
 
 
今わかるのだけでも①と②みたく定義がそれぞれ違ってて、あれ?マーケティングブランディングの違いとか位置づけって?
結局どっちが日本のIT産業は時代にフィットしてるの?
俺はプロダクトアウトを軽視すべきじゃないって学問学んできたからここ合わないんじゃね?
受けるにしても自分の学んでる領域くらい熱中して語れるくらいの意見くらいはもたなきゃ大学でなにやってたの?(笑)ってなるよな(実際そこそこの有名私大みたいにゼミでチーム組んでガリガリ調査して、めっちゃディスカッションしてみたいなことをやってないので実際なにもやってないといえばなにもやってない())
という疑問がわんさか。
 
それで行き過ぎたマーケティングの現状をブランディングの立場から批判的に見ながら両者を整理しとくかーってなったわけです。
 
結論からいうとマーケティングブランディングも目的はモノを売るための仕組みつくりであるといった点については定義の方向性に重なりがある。じゃあどうやって分けんの?って話をすると
 
分け方説①マーケティングのモノを売るための仕組みづくりという広い意味の中にさらに輪をかけて分類するなら、ブランディングはその仕組みの中の一つとして挙げられる「他との差別化」だという認識になる
 
でも顧客にたいしてどうアプローチするかで両者って方向性逆じゃない?ああ、これがマーケットインとプロダクトアウトにそれぞれ対応してんのかって二元論的に捉えることもできるから
 
分け方説②マーケティングの中のブランディングという構造があるにも関わらず両者は二元論的に語られることがよくある。
なぜならモノを売るための仕組みとして見たとき、マーケティングは「会社側から会社のイメージを伝えるための働きかけ」で、ブランディングは「会社の伝えたいことを顧客側からイメージしてもらうための働きかけ」であるので、アプローチの方法という切り口では分類ができるのである。そしてそれぞれのアプローチの方法の違いから生まれるモノづくりの発想の違いがマーケットインやプロダクトアウトであると考えている
 
というバックグラウンドがあるので「プロダクトアウトではいけない。マーケットインで市場のニーズを汲み取って…」なんて話をされるといやちょっとまてプロダクトアウト的な発想も必要で尊重しないとイノベーションも生まれないし、だから日本の企業は守ってばかりでダメなんだよ…
 
まとめると
マーケットイン  プロダクトアウト
ニーズ      ウォンツ
 
イノベーションって聞くと「今にない全く新しいモノを作る」と思われがちでキラキラしててベンチャーっぽいとか胡散臭いと一部の天才にしかできないみたいなネガティブなイメージを抱かれがち
それはiPhoneとか特にそうだけどイノベーションが、人間の生活を変えてしまったりときには思考の枠組みを変えちゃうレベルで社会に影響を与えたから
だけど自分が思うイノベーションの定義って「今にない全く新しいモノを作る」とかそんなのではなくて「未来にある普通のものを作ること」だと思っていて、つまるところ早送りの発想なんです。
 
例えば、「今後持続可能なエネルギーは全部電気になっていくからーってイーロンマスクが言って、作られたTeslaの電気自動車があるように、エネルギーの枯渇が危惧されてたのはもっと昔からの話で持続可能な社会にするためにそういう輸送手段が普及してる風景って割りと来るべき未来なんじゃないかなって思う。電気自動車では考えれない燃費の良さ、充電の不安を取り除くことでイノベーションをうんでいる。
 
【歴史的背景】
プロダクトアウトの時代
│・「よい製品を作れば売れる」
│・経済成長
↓・大量生産
マーケットインが重要視(〜1980年手前)
│・「よい製品が売れるとは限らない」
↓・過剰供給
マーケットインとプロダクトアウト(〜2000年手前)
│・Google
↓・Apple