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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 著:井上智洋

第1・2章 AI(人工知能)の技術の現段階までの進捗と社会への影響

AIによる技術的失業は新しい職業の誕生によって未来においても解消されるのか?

 現在、中間所得層が従事する事務労働の雇用破壊→頭脳労働と肉体労働へと労働移動することによって二極化

【背景】

ビッグデータをもとにした確率や統計的なアプローチから人間の直感的思考をパターン認識するAI研究の発達

・何層ものニュートラルネットワークを辿るディープラーニングの発達によってAIが自発的に賢くなる可能性→シンギュラリティへ近づく

 

汎用AI(脳型AI)の実現アプローチとしての全脳エミュレーションと全脳アーキテクチャ=マインドアップローディング

①エミュレーション:脳の神経系のネットワーク構造の全てのを3Dスキャンして、コンピュータ上で再現=自然知能との差は原理的にゼロ→1000億のニューロンと100兆のシナプスの(ヒトコネクトーム)図面の解読が膨大という問題、実現可能性の低さ

自然知能(≒エミュレーション)とアーキテクチャとの間にある〈生命の壁〉:感覚の通有性、身体知

アーキテクチャ:深皮質、基底核、海馬などの脳の各部位ごとの機能プログラムをモジュールとして再現し、後で結合→脳の機能を再現することに重きを置いているので実現の可能性が高い

☆エミュレーションを国際的に禁止し、アーキテクチャのみでAI開発を進めることで人間の仕事として残すべき分野を守る

 

では、21世紀前半に特化型AIが破壊しうる雇用はなんなのか?

AIが特化型である限り一時的局所的な問題に留まるが、汎用AIだと

第3章 AIが雇用を奪うか否かという議論

第4章では第四次産業革命を迎えた世界に第2の分岐点が訪れる予見とそのような純粋機械化経済における雇用のかたちについてを解説

第5章では汎用人工知能が普及した未来におけるベーシックインカムの必要性を解説

 

まとめ

狩猟・採集/農業

〈大分岐〉機械化経済(資本主義)

工業

18世紀後半 第一次産業革命(蒸気機関)

19世紀後半 第二次産業革命(内燃機関・電気モーター)

20世紀後半 第三次産業革命(パソコン・インターネット)→特化型AIの時代

サービス業・情報産業

《言語の壁》

〈第二の大分岐〉純粋機械化経済(資本主義2.0)

21世紀中期 第四次産業革命(汎用AI・全脳アーキテクチャ)

《生命の壁》

★シンギュラリティ★→全人類の知性を超える未来のある地点が2045年

byカーツワイル

GNR革命(Genetics,Nanotechnology,Robotics)

22世紀 全脳